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川越の本格的な鍼灸院「小江戸の鍼」

東洋の医学目標「治未病」

 未病(みびょう)

(いまだ病まず=まだ病気ではない)という言葉は

1度は耳にしたことがあるかもしれません。

 

出典は、東洋医学の原書『素問』刺熱篇第三十二

「病雖未發.見赤色者刺之.名曰治未病

「病 いまだ発せざるといえども、(顏のある部位に)赤色を現わす者は、これ刺す、名付けて未病を治すという」

つまり、「病がまだ発症していなくても、その予兆が現れているならば刺針する。これを未病を治療するという」とあります。

 

また、『霊枢』四氣調神大論篇第二には、

「聖人不治已病.治未病」

(聖人は、已病(いびょう=すでに病む)を治せず 未病を治す)

と、あります。

病気になってから対処するのではなく、病気はまだ発症していないので無症状ではあるが、病気の前段階で体調が崩れる予兆が出ているならば、これを対処していくということが治未病です。これが東洋医学の医学目標として位置づけられています。

さらに、『素問』逆順第五十五には、「上」つまり、上達した施術者は、「病が生じる前に対処する、次が、病が盛んになる前に対処する、その次が、すでに病が衰えた時に対処するものだ」と、あります。また、逆に「下」つまり、下手な施術者は、「病気が襲って来たのち、或いは、病気が勢いを増している時、手を出してはいけないものにも手を出す」と、あります。

実際の現場では、初診の患者さんが、「体調はどこも悪くはないけれども施術して下さい」と言うことはほとんどありません。ですから、臨床目標は、已病を施術することが大半を占めています。その病状判断は、気血の状態を把握していきますが、その判断基準となるものが容色(顏色、つや)などです。

マッサージなどで触られてみて、はじめて凝りや張りに気が付いた経験がある方も多いのではないかと思います。自覚症状がなくても、常に身体には外界からの負荷がかかっています。負荷自体は問題ではなくバランスを崩すことで発症します。負荷がかかりバランスを崩した状態を的確にとらえるためにも、古典鍼灸では、顔色や脈はもちろんのこと、お腹や舌など全身の状態を観察して本来の鍼灸技術でこじれた症状にも雪が解けるがごとく緩和していきます。

 

~ 已病から未病まで~

辛い症状の改善から日常の健康管理まで

伝統古典鍼灸をお勧めします!

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